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B:会社経営

会社を作ったら導入すべきオススメのサービス

会社を作ったら導入すべきオススメのサービス
ここでは会社を設立したら導入すべきサービスをまとめました。
もしこれから会社を設立しようという方は会社を設立する手順をまとめていますので以下を見てみて下さいね!

それでは早速紹介していきます。

googleアカウント

ご存知かと思いますがgoogleアカウントを持っていればOSに依存しないスプレッドシート等のファイルを共有できるgoogle driveや、無料のメールサービスであるgmailを使うことができます。

独自ドメインでのメールに関してはビジネス向けの有料のGoogle Workspaceを使用可能ですが無料のgoogleアカウントでも使用可能なのはご存知でしょうか?

その方法を簡単に説明すると以下となります。

① 会社用の無料のgoogleアカウントを作成しgmailアドレスを取得する
② 独自ドメインを取得したサーバにて実際にやり取りするメールアドレスを登録する
③ 独自ドメインを取得したサーバにて②で作成したメールアドレスから①で取得したgmailアドレスへ転送する設定をする
④ ①で取得したgmailアカウントにて②で作成した独自ドメインのメールアドレスでメール送信できるように設定する(google公式のマニュアル参照:https://support.google.com/mail/answer/22370

私の会社では社員メンバーに関してもGoogle workspaceは使わず、会社で使用するための無料のgoogleアカウントを作成し上記マニュアルに従い独自ドメインでメールのやり取りをできるよう運用していました。

また、無料のアカウントを利用するためいくつかルール化が必要と思われるため参考にしてみて下さい。

・全員、2段階認証を義務付けること(不正利用防止のため)
・googleアカウントでのアプリ連携は申請性とすること(悪意を持ったアプリによる不正動作を防ぐため)
・googleアカウントのバックアップコードを会社で管理(アカウント乗っ取り等があった際に会社側でアカウント停止できるようにするため)

オンライン顧問サービスBizer

Bizerは法律的に分からないことや会社を運営する上で手続き等で分からないことがあった際、質問すると専門家が回答してくれるオンライン顧問サービスです。特定の専門家と顧問契約を結ぶより非常に安価に利用できるので、小さい規模で会社を運営しているのであればこれで十分です。

ただ会社の状態を全て把握した方が答えてくれるわけではないので特定の専門家と顧問契約を結んだ方がやり取りはスムーズです。会社の規模が大きくなってきたらBizerから専門家との顧問契約を検討すると良いと思います。

またBizerでは会社手続きが必要になった際(例えば社員を雇用する場合など)に、いつまでに何をやれば良いかを教えてくれる機能があるので、初めて会社を立ち上げて右も左も分からない状態の頃は重宝します。

オンライン顧問サービスBizer

クラウド会計ソフトfreee

会社を運営する上で会計ソフトは必ず必要になります。
ここでオススメするのはクラウド会計ソフトfreeeです。

見積書・注文書・請求書の発行等も可能なので他社との契約で必要な基本的な書類は会計freeeで作成可能で、請求書を発行すると自動で売上の仕訳を登録してくれたり、次に紹介する人事労務freeeと連携して経費や給与の仕訳も自動で登録してくれたりと非常に便利。

会社が大きくなっても使い続けられる会計ソフトなのでぜひ登録してみて下さい。

クラウド会計ソフトfreee

クラウド人事労務ソフトfreee

人事労務はやることが多いです。給与計算や勤怠管理や有給の管理等を人力でやろうとすると非常にメンドウ。

そんな時はクラウド人事労務freeeを使うと非常にラクになります。
従業員が入力した勤怠に応じて給与を計算してくれたり、有給の取得率等も計算してくれます。また、固定残業の計算や裁量労働制の設定も細やかにでき、設定に応じて自動で給与の計算をしてくれます。

従業員がいないとしても代表取締役の役員報酬は「給与所得」になり、社会保険料や源泉徴収税等の計算も必要になります。人事労務freeeを使うと自動で計算してくれるのでぜひ使ってみましょう。

クラウド給与計算ソフト人事労務freee

電子署名サービスNINJA SIGN

電子署名サービスは複数ありますが、ここでは月5通までなら無料で電子署名をできるNINJA SIGNをオススメします。

SESでの契約だと基本的な事項を「基本契約書」として結び、細かい金額や期間等については個別契約書として「注文書」を結びます。
電子署名が必要なクライアントや事業主と「基本契約書」を結ぶ際にNINJA SIGNを用いて結ぶことが多々あるのでぜひ使いたいツールです。

電子署名サービスNINJA SIGN

コミュニケーションツールSlack

代表的なコミュニケーションツールであるSlackあたりは使いたいところ。基本無料で使うことが可能です。(もちろん他のコミュニケーションツールのTeams等でもOK)

ここで注意点が1点あります。

無料版のSlackは古いメッセージから消えてしまいますし会社を辞めた方はSlackから削除すると思います。そのため、重要な書類(雇用契約書や注文書など)のやり取りはログが残るようメールで実施するようにしましょう。

コミュニケーションツールSlack

クラウドファイル共有サービスDropbox

ファイル共有サービスはいくつかありますが、ここでは代表的なDropboxを紹介。(もちろん他のファイル共有サービスのBox等でもOK)

オンラインストレージでは老舗のサービスでセキュリティ的にある程度定評はあるものの、心配であれば機密情報以外の情報のみ格納するようにしましょう。

また社外ユーザと細かに権限設定し共有したい場合は有料のBusinessアカウントを契約しましょう。

不正ログインを防ぐために2段階認証は必ず設定してください。

クラウドストレージサービスDropbox

顧問税理士

これはWebサービスではないですが、税理士だけは顧問契約しておいた方が良いと私は思います。

納税時の誤りがあった際にはペナルティで実際に払うべき金額より多くの税金を払う必要が出てきますし、もし税務調査が入った際に「節税だと思って処理していたことが悪質な脱税と判定された」ということがあると、最悪の場合、刑事罰を受ける場合があります。

そういったことを防ぐためにも、経理周りに詳しくないのであれば信頼できる税理士を見つけ顧問契約を結んでいく方が固い経営体制となります。

税理士さんに仕訳も登録していってもらう場合は、先ほど紹介したクラウド会計ソフトfreeeにも情報を入れていって頂くようにしましょう。

倒産防止共済

こちらもWebサービスではないですが、節税効果が高い共済をご紹介します。
年間最大240万円を全額損金として計上できるので、その金額に掛かる税金が節約できます。また、掛け金は5年経てば全額返ってくるというスゴクお得な共済です。

経営セーフティ共済(独立行政法人 中小企業基盤整備機構)

本来の共済の意義としては、取引先が倒産した際にドミノ倒しでの倒産を防止するために無担保・無保証人で借入できるというものなので、そういったことがあった場合の保険にもなります。

最後に

会社を設立したら最低限導入すべきなサービスを紹介してきました。
引き続きエンジニアが低リスクで経営者になっていくためのステップを解説していますので参考にしてみて下さいね!