そんな中でもお金をかけずにエンジニアを採用してきた実績がありますので、そこでの経験も踏まえて解説していきます!
上記を理解することで、まず採用で実践していくための一歩を踏み出せるようになります。
あとはひたすら行動するだけ。行動していくうちに人間としてのレベルが上がっていって採用の確度が上がっていきます。
それでは早速まいります。
応募者が求めているもの
エンジニアが応募者の立場として何を求めているでしょうか?
一人ひとり求めるものは違いますが、大体が収入や安定性や自身の成長、そして会社の文化が当てはまります。
しかし採用実績もない起業したばかりの1人の会社の場合は、応募者の目線では応募者が求めるものはほぼ何一つ無いと言っても過言ではありません。
起業した会社が採用していくために戦える武器としては、社長自身の人間力やビジョンしかありません。ここを理解頂いた上で解説を進めていきます。
事前準備するべきもの
会社の理念やビジョン
採用を始める前に必要なのが、応募者が魅力を感じる会社としての理念やビジョンです。
起業したばかりの会社にも関わらず、ここが無いと応募者から見てなんの魅力も無くなってしまいます。
自分自身としっかり向き合い、会社が成し遂げるべき社会的意義や自身が達成すべきことをしっかり文字として起こす必要があります。
それを文書化することで理念に共感した人が集まる土台を作ります。
会社の理念やビジョンのヒントになるもの
会社の理念やビジョンを作る時方法はいろいろなやり方があるかと思いますが、ここでは社長のあなた自身の過去の体験をヒントに作る方法を提案します。
- どういう時に悲しい思いをしたか(思いをするか)
- どういう時に嬉しい思いをしたか(思いをするか)
- どういう時に怒りを感じたか(感じるか)
上記のようなことから、なぜそういう感情になるのかを探求し、それを解決するための糸口をヒントに作っていく方法です。
以下は一つの例ですが、参考にしてみて下さいね!
体験
友達からの返信が遅いと怒りを感じることがある。
理由の探求
子供の頃に親が仕事で忙しくて話しかけても相手にしてくれなく寂しい思いをしていた。(おそらく)その経験から心の奥底に相手にしてくれないことに対して悲しい思いを人一倍感じるようになっており、その悲しさを相手のせいにして怒りにすることで紛らわしていた。
解決の糸口
同じような経験をする人を減らすために、親子のコミュニケーションを活性化できるツールを作る。
理念・ビジョン
世界中の人が家族の団らんの時間を作れる世界観を目指す。
そのためにITツールを用いて家族のコミュニケーションを活性化するためのプラットフォームや、親世代が残業なく仕事を終わらせられるよう業務効率化のツールを提供する。もちろん会社として残業は非推奨。
このように理念・ビジョンを作ることで、自分の体験と共になぜ会社を作ったのかをストーリーに乗せて伝えることができますし、自社でサービスを展開する際にどういう活動をしていくのかのイメージしやすくなります。
ここで作った理念・ビジョンはもちろん会社のHPでも打ち出していきましょう。
実際の採用手法
会社を作ったばかりですと、最初は採用媒体等を使っても応募者はほぼ来ないでしょう。
エンジニアの求人市場には大手の企業も多数いるため、最初のフェーズだとお金をかけても全く応募が来ず無駄になることは多々あります。そのためここではお金をかけずにできることを開設していきます。
会社の方針にもよりますが、最初は契約形態は社員・フリーランスにこだわらず集めていくのが良いと思います。フリーランスであってもSES事業で売り上げを上げていけば会社としての信用は大きくなっていき採用もしやすくなっていきます。
リファラル採用
最初の頃にリファラル採用が中心となってきます。
そのために必要なのがエンジニアと出会うこと。そして会社の理念・ビジョンを伝えて共感してくれた人をスカウトしていくことが近道です。
最初は起業の報告を知り合いのエンジニアにしていき、可能でそうであれば一緒に会社を作らないかとスカウトしてみましょう。
また、エンジニアが集まるようなイベントに参加し仲良くなった上で会社の理念・ビジョンを伝えてスカウトしていきます。
SNS採用
Twitterにはエンジニアも多く、理念・ビジョンを発信していくことが有効です。
InstagramやTiktokでの採用を進めている会社も徐々に増えてきており、特にTiktokは今後ビジネス利用が拡大していくため今のうちに先手を取って活動するのも良いかもしれません。
もし発信する余力があればyoutubeチャンネルを開設するのもアリ。
しかし企画・動画撮影・動画編集でかなり工数がかかるのでよく検討して実施しましょう。
無料の採用媒体
無料で使える採用媒体(Indeedや求人ボックス等)も活用してみるのはアリですが、私の経験上は課金しないと応募はほぼ来ないと思っていた方がいいかもしれません。
ダメ元で出してみて応募が来たらラッキーくらいな感覚で運用しましょう。
さいごに
SES事業をやっている会社もいろいろありますが、その中で差別化していくためにはここで解説した理念・ビジョンが特に大事になってきます。ただお金を稼ぐためにやっている会社が多いので、しっかりとした想いを持って採用活動をしていけば絶対響くはず。理念・ビジョン作りには時間をかけてでもじっくり練っていきましょう。
以下では会社をバイアウトしていくまでにやっていくべきことを解説していくので、ぜひ参考にしてみて下さいね!