ポイントはフリーランスは社会的な信用はゼロからの出発ということ。
それでは解説していきます!
フリーランスになる前の確認ポイント
最低限の生活資金の確保
大手企業の会社員の場合、当月締めの当月末払い(残業代や控除代は翌月精算)という会社も多いのではないのでしょうか。
フリーランスとして準委任契約(SES)で活動すると当月締めの翌月末払いや翌々月15日払いということもあるので、会社を辞めてからフリーランスでの報酬が入ってくるまで2ヶ月以上空いてしまうということがあります。
ちなみに請負契約(受託)では全ての制作が完了し納品・検収後に支払われることがほとんどです。
そのためクライアントや納品物のボリュームにより長期間に渡り収入が入ってこないことも考えられます。
そのためフリーランスになる時には、フリーランスになった後の報酬の支払いタイミングと貯金額を考え資金が底をつかないようにする必要があります。
目安にはなりますが生活資金の3ヶ月分は貯金した上でフリーランスを目指しましょう。
クレジットカードの作成
会社員とフリーランスでは社会的信用が全く違います。
私は独立と共に会社を立ち上げ会社の代表という肩書きはあったものの、開業してしばらくはクレジットカードを作ろうとすると審査で弾かれクレジットカードを作ることはできませんでした。
これはフリーランスも同様で独立当初は社会的な信用はゼロからのスタートになります。
フリーランスとして活動したり会社を創業していく際にWebサービスを利用する場面が出てきますが、クレジットカードしか使えないということも多々あります。さらに一部のカードブランドが使えないということもありますので、最低限「JCB」と「VISA」のカードは会社員のうちに作っておきましょう。
※ちなみに独立して数年間ずっと黒字経営をしていると、むしろクレジットカード会社の方からプラチナカード・ブラックカードへの招待状が来るようになります。凄く分かりやすいですね(笑)
賃貸物件
クレジットカードと同様に賃貸物件を借りる時の入居審査もフリーランスになった当初は通りにくくなります。安定した収入のある連帯保証人がいれば審査通過することもありますが、そうでないことも多々あるようです。
もし賃貸への転居を考えているのであれば会社員のうちにすませてしまいましょう。
車や家の購入
同様ですがフリーランスになった当初はローンは組めないと思って頂いた方が良いです。
そのため、近々車や家をローンで買う必要があるのであれば会社員のうちに購入しましょう。
ただし収入が途絶えてしまうとローンを支払えなくなるため収入を得られ続ける確証が必要です。
エンジニアの場合、フリーランスで稼ぐことができるかの判断の仕方を解説していますので参考にしてみて下さい。
エンジニアがフリーランスになるためのステップ
この記事の「フリーランスになる前の事前確認 ②」を参照
ちなみに私の場合は会社員のうちにマンションを35年ローンで購入し、その後独立しました。
奥さん(婚約者)の了承
結婚している方、もしくは婚約している方は奥さん(婚約者)の了承は必ず得ましょう。
ここまで話している通り、フリーランスになると社会的信用はゼロからのスタートになります。
生活スタイルの変更を奥さん(婚約者)が考えている場合にいきなりフリーランスになってしまったら、「人生設計が狂った!」と言われかねません。
フリーランスになった後に相手と認識の相違があったとなると仕事より大事なものを失ってしまう可能性があります。
フリーランスのメリットだけではなくデメリットも伝えた上で、事前に準備しておくべきことは無いかを奥さん(婚約者)と一緒に確認しましょう。
最後に
ここまでフリーランスになる前に確認していくことを解説してきました。会社員では普通にできていたことがフリーランスになるとできないということがあるというデメリットがあることを知って頂けたかと思います。
次にエンジニアの方がフリーランスになる際にやるべきステップを解説していきますので下の記事の「フリーランスになる前の事前確認 ②」以降を読み進めていって下さいね!