ここでは会社員からフリーランスになったら必ずやるべき手続きを解説します。
それほど多くはないので1日で終わらせてしまいましょう!
まだフリーランスとして活動していないけどフリーランスになろうとしているエンジニアの方は下記のステップを最初から読んでみて下さいね!
フリーランスになったらやる手続き
国民健康保険・国民年金への切り替え
会社員の時には、会社で社会保険(健康保険・厚生年金)に加入しており、その時に納めるお金は会社と社員で折半して納めています。
しかしフリーランスになると自身で国民健康保険・国民年金に切り替えることが必要になります。
提出先はお住まいの役場となりますので、届出に必要なものはお住まいの役場のHPを参照し準備を進めて下さい。
期限
会社を辞めてから14日以内
手続きする場所
お住まいの管轄の市区町村の役場(区役所や市役所などの役場)
必要なもの
下記があれば恐らく問題無いですが、念のためお住まいの役場のHPを確認し必要書類は準備をしましょう。
・役所指定の届出書(お住まいの役所のHPからダウンロード・印刷して記載)
・保険の資格喪失証明書(退職した会社から発行)
・マイナンバーカード もしくは 個人番号通知カードと運転免許証等の本人確認書類
開業届け(個人事業の開業・廃業届出書)と青色申告承認申請書の提出
開業した旨の届出を税務署にします。その際に税制的に有利になる青色申告の承認申請書も届出をしておきましょう。
事業主には確定申告時に白色申告と青色申告の2種類があり、青色申告では複式帳簿による記帳・確定申告をすることで最大65万円分の所得分に掛かる所得税が免除されます。
また青色申告をするには開業届けを出す必要があります。
青色申告によりどの程度の節約になるかというと、所得にもよりますが約10万円程度の節税効果があります。
※青色申告の控除対象に対して65万円所得に20%の所得税が掛かっているとすると約13万円の節税となります。一方で白色申告では10万円の所得控除しかないので20%の所得税が掛かっているとすると約2万円の節税でしかありません。
青色申告で必要な複式簿記って何?っていう方もいるかと思いますが、そういう方ですと白色申告での法定帳簿の作成にも苦労してしまうと思います。
そういった方ですと青色申告承認申請書を提出した上で節税できる約10万円を使い税理士に確定申告を丸投げしてしまって経理に使う時間を節約し、実業での売上げアップのための時間に充てるという選択をしてもいいかもしれません。
※仕訳の数にもよりますが、税理士に確定申告をお願いする際の金額は5~10万円程度で済みます。
期限
フリーランスとして活動し始めて1カ月以内
手続きをする場所
お住まいの管轄の税務署。コチラから検索可能です。
必要なもの
以下の申請書類を準備していきましょう。リンク先は国税庁の公式サイトとなっていますので[申請書様式・記載要領]の欄にある書類をダウンロードし必要事項を入力した後に印刷し提出しましょう。
最後に
フリーランスになってすぐにやるべき手続きは以上になります。思ったより少ないなと感じた方もいるかもしれません。
私はフリーランスになると同時に会社を設立した際に役所手続きをしたのですが、もちろん役所の人が独立のお祝いの言葉をかけてくれることもなく結構あっけなく終わります(笑)
もし今からフリーランスを目指しておこうという方は独立前に確認しておくべきことも開設していますのでチェックしてみて下さいね!